慶州(Gyeongju)に位置する仏国寺(Bulguksa、불국사)は、751年(景徳王10年)に金大城によって創建されました。
高麗時代や朝鮮時代に何度も改修され、1973年には大規模な復元工事が行われ、現在の美しい姿を取り戻しました。
仏国寺は、韓国仏教建築の最高傑作とされ、新羅時代の文化と芸術が凝縮された歴史的な場所です。
仏国寺の見どころ
仏国寺の境内は、大雄殿、極楽殿、毘盧殿という3つの主要なエリアに分かれています。
大雄殿への入口:青雲橋・白雲橋の33段の階段
釈迦仏を祀る大雄殿へ向かうには、まず青雲橋と白雲橋を渡る33段の石段を登り、紫霞門を通ります。この道は、仏教の悟りに至る修行の過程を象徴しています。
大雄殿前庭の多宝塔と釈迦塔
大雄殿前の庭には、**多宝塔(国宝第20号)と釈迦塔(国宝第21号)**がそびえ立っています。
多宝塔はその華やかで精密な彫刻が特徴で、釈迦塔は安定感と荘厳さを感じさせるシンプルな美しさが魅力です。両塔は見事な調和を成し、訪れる人々の視線を引きつけます。
毘盧殿と極楽殿
毘盧殿には、動感あふれる金銅毘盧遮那仏座像(国宝第26号)が安置されています。また、極楽殿には威厳ある金銅阿弥陀如来座像(国宝第27号)が鎮座しています。
これらの仏像は、新羅人の卓越した彫刻技術と信仰心を今に伝えています。
仏国寺の歴史的価値
仏国寺は、吐含山の西麓に位置し、新羅時代の仏教世界を地上に具現化した場所として知られています。
この寺院は、1995年にユネスコの世界文化遺産に登録され、新羅文化の象徴として多くの観光客を魅了しています。
アクセス情報
住所:慶尚北道 慶州市 仏国路 385
問い合わせ:054-746-9913
営業時間:
3月~9月:7:00~18:00
10月:7:00~17:30
11月~1月:7:30~17:00
2月:7:30~17:30
入場料:無料
アクセス方法:
新慶州駅から座席バス(700番)に乗車し、仏国寺停留所で下車。そこから徒歩約5分で到着します。
ホームページ:http://www.bulguksa.or.kr/
慶尚北道 慶州市 進峴洞 15